中巨摩郡昭和町飯喰 イオンモール甲府昭和店1Fにある中村眼科です。

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山梨県中巨摩郡昭和町飯喰1505-1
イオンモール甲府昭和1F

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漢方と眼科の病気(目の病気に漢方は役に立つか?)

漢方薬を処方する医療機関が増えてますが、目の病気に効く漢方薬はあるのでしょうか?
西洋薬では痛みがあれば鎮痛剤、花粉症があれば抗アレルギー剤というように症状や病気に対して治療薬を決めますが、漢方薬にも『標治』という考え方があり、いま表れている(急性期の)症状に着目して処方を行うことで、その症状を改善させることができます。眼科においても同様で例えば以下のような漢方薬を点眼薬などと組み合わせて処方することでより効果的に回復させようとします。 
  • 眼神経痛→「葛根湯」かっこんとう
  • ドライアイ→「麦門冬湯」ばくもんどうとう
  • 眼精疲労、眼瞼痙攣→「抑肝散」よくかんさん
  • 眼球打撲→「治打撲一方」ちだぼくいっぽう
  • 化膿性霰粒腫、麦粒腫→「排膿散及湯」はいのうさんきゅうとう
  • 結膜炎、強膜炎→「越婢加朮湯」えっぴかじゅつとう
また表面に見えている症状でなく、それを引き起こしている根本的な身体の不調の原因に着目してその解消を目的に治療する『本治』と言う考え方もあります。というのも根本的な原因が解消されなくては再発を繰り返してしまうからです。しかし標治治療と比べて本治治療は効果が出るまで時間がかかる場合があること、また『証』という「身体の状態」は刻々と変わっていくという考え方のもと、『証』が変化した場合は別の薬に変更しながら治療を進めていく場合があるという大変さがあります。
ただ『本治』は克服できる状態に体質を改善させて、目などの部分的な症状だけでなく併発している他の身体部位の不調(腹痛、頭痛、胃腸障害など)も一緒に調整して改善するので、トータルな健康を考えた場合に理想的な治療法です。
実際の臨床の場では標治と本治の漢方薬の組み合わせ(標本同治)、西洋薬と漢方薬の組み合わせなどで、いま ・・(急性期)の辛い症状を早く寛解させつつ、あとは時間をかけて病気にならない体質つくりを目指します。
目の不調でお困りで漢方に興味を持たれた方はご相談いただければ適切な漢方処方をさせて頂きますのでご相談ください。